銭湯(せんとう)の湯上(ゆあ)がりといえば、「瓶牛乳(びんぎゅうにゅう)」というイメージをお持(も)ちの方(かた)も多(おお)いのでは。しかし、どうして銭湯(せんとう)で瓶牛乳(びんぎゅうにゅう)が広(ひろ)く売(う)られるようになったのでしょうか?答(こた)えを解(と)く鍵(かぎ)は昭和(しょうわ)30年代(ねんだい)にありました。まだ冷蔵庫(れいぞうこ)が一般家庭(いっぱんかてい)に普及(ふきゅう)していなかったこの時代(じだい)、とある牛乳(ぎゅうにゅう)メーカーが、冷蔵庫(れいぞうこ)の普及率(ふきゅうりつ)が高(たか)かった銭湯(せんとう)に営業(えいぎょう)をかけたのがきっかけなんだとか。さらに、牛乳(ぎゅうにゅう)には風呂上(ふろあ)がりの貧血(ひんけつ)に効果(こうか)があるビタミンも含(ふく)まれているので、理(り)にかなった組(く)み合(あ)わせでもあるのです。